“ことのば”の物流業界向け日本語研修
研修の特徴
コミュニケーション能力重視
物流業界で働く上で、特に重要な能力はコミュニケーション能力だと思います。”ことのば”の研修では、文法の授業は最小限にとどめ、コミュニケーション能力アップを最も重視します。例え少し文法が合っていなくても、相手に意味が伝えられる力をつける研修となります。
企業独自のオリジナルコース
配送が終了した時の報告や、トラブルに合った際の電話での報告方法など、実際によくある場面を事前調べた後に研修コースを作成します。そのため、実践的で即効性のある研修が可能です。
日本人向け研修にも参加
研修の一コマでは、一緒に働く同僚の方にも参加いただき、一緒に異文化理解研修や”やさしい日本語”研修を受講します。同僚の方との仕事内外のコミュニケーションも増やし、仕事だけでなく、プライベートも含めて共生できるようにします。
コース例
60分間×8回の研修の、モデルコースとなります。
Lesson1～3では、ビジネス日本語や事務的な会話の研修となります。Lesson4以降は人事部門と相談して、各企業の状況に応じて、研修内容、時間、頻度をカスタマイズすることが可能です。
研修前には必ず、人事部門と目標を決めます。Can doの考え方に基づき、”何ができるようになることが目標か”を定め、その目標から研修内容を作成します。また、評価方法も目標に合わせて決定します。
【例】物流業界 日本語研修 コース (60分間×8回コース)
| Lesson | テーマ | Can-do チェック | グループ ワーク | 内容 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | オリエンテーション | 研修の概要と目標の共有 | ||
| 1 | 自己紹介・時間文化・ウチソト文化 | ○ | 挨拶や立ち話。時間の文化。社外と話すときの言葉。 | |
| 2 | ビジネス日本語 | ○ | ○ | ビジネスでの挨拶や席次。時間調整や謝罪方法。 |
| 2 | 休暇の申請 | ○ | ○ | 有給休暇の申請 |
| 3 | 長期的休暇の申請 | ○ | ○ | 母国へ帰る時の相談 |
| 3 | 体調不良の報告 | ○ | ○ | 急な体調不良の報告 |
| 4 | 運転日報の書き方 | ○ | ○ | 運転日報や社内書類の書き方 |
| 4 | 日本の地理 | ○ | 地名や交通網を学ぶ | |
| 5 | 出発前確認 | ○ | ○ | 出発前手順とその意味を学ぶ |
| 5 | 事故報告 | ○ | ○ | 事故にあったり、事故を起こした際の対応 |
| 5 | 遅延、渋滞報告 | ○ | ○ | 遅延が渋滞が発生した際の対応 |
| 6 | クレーム対応 | ○ | ○ | 遅延や箱の破損に対する対応 |
| 6 | 到着報告(終了点呼) | ○ | ○ | 荷物を納入後の会社への報告方法 |
| 7 | 日本の道路 | ○ | 首都高・高速・国道・下道など、道路の種類や言い方を学ぶ | |
| 7 | 単語 | ○ | ○ | トラック用語や物流用語(パレット、納期)など、よく使う単語を学ぶ |
| 8 | 運転の異文化(ハンドル、駐車、かすり傷、警察) | ○ | ○ | 外国での運転事情は日本と大きく異なります(ハンドル、路上駐車、警察を呼ぶ・呼ばないなど)。 |
| 8 | まとめ、目標の発表 | 研修の振り返りと自己評価。これからの目標を宣言。 |
企業向け、外国人受入研修
外国人を従業員に迎え入れる場合、企業側の受入れ準備も必要になります。企業側の準備が不足している場合、文化的・宗教的な知識不足による誤解が生じたり、言語的なコミュニケーションの困難さにより、外国人従業員が孤立する可能性があります。
異文化理解研修
宗教や考え方の違いを学びます。例えば、令和5年10月時点の集計では、外国人雇用者増加率の1位はインドネシアです(出典 厚生労働省 “「外国人雇用状況」の届出状況まとめ（令和5年10月末現在))。インドネシア人の87%がイスラム教となります。イスラム教徒を始め、様々な文化・宗教の方が働きやすい環境を作るための研修となります。Noteにてイスラム教徒にてまとめていますので、ぜひこちらもご覧ください。
Vol.1 イスラム教徒の食事とは
Vol.2 イスラム教徒の礼拝とは
やさしい日本語
円滑なコミュニケーションを取るためには、日本人や日本語を流暢に使う人の配慮もとても重要です。”やさしい日本語”は阪神淡路大震災がきっかけに生まれました。日本に生活する外国人が希望する情報発信言語は、英語でも中国語でもなく“やさしい日本語“という調査結果が出ています。外国人に伝わる日本語を日本人が学び、お互いに歩み寄ったコミュニケーションを目指します。
やさしい日本語については東京都多文化共生ポータルサイト(リンクはこちら)を参照ください。
さいごに
いかがでしたでしょうか。物流業界向けの日本語研修のモデルコースを紹介しました。
”ことのば”では、今回の記事でご紹介した外国人向け日本語研修と、受入れ企業向けの研修を共に提供可能です。実際に企業に所属されている外国人材の文化に合った研修が可能となり、すぐに効果を期待できます。是非一度ご検討ください。
“ことのば”の研修制度
“ことのば”では法人・企業向けに特化した研修を提供しています。費用や研修内容についても、各企業の予算や要望に合わせて、柔軟に対応することが可能です。
まずはお気軽に、お問い合わせください。
対応可能な業種：製造業、外食業、介護業、IT業、他(企業様ごとにヒアリングを実施し、オリジナル研修を実施します)
日本語研修、異文化理解研修、外国人に伝わる日本語研修、LGBTQ+研修等提供しています。
