2023年日本には204万人の外国人が働いています。
言葉の壁はもちろん、文化的・社会的な壁や、日本人からの差別があるのも事実です。
外国人が感じる職場に対しての希望
出典元:出入国在留管理庁 令和4年度 在留外国人に対する基礎調査 抜粋
企業の外国籍就労者を悩ませる言葉問題、人間関係問題、日本社会で生活していくための社会常識など勉強できる時間と場所を設ければ、日本社会へ染み込みやすくなると思います。
日本への愛情が深まり楽しい生活を送るため、日本人と同じ生活、習慣、マナー、思いやりなどを身につけられるよう仕事場などでも何らかの形で必ず授業を受ける義務を課してほしいです。
外国人として日本にいると、同じ国籍の人が少ないから文化の違いを感じたり、孤独に感じることが多い。外国人が困ることをもっとサポートできるところがあるといいなと思う。
ことのばでは、日本語を教えるだけではなく、各職場ごとに必要な学習内容を調査した上でオリジナルの学習コースを作成し、実際の現場で、同僚と使用する実践的な内容を学びます。文法中心ではなく、コミュニケーションを重視した研修となります。課題達成型のカリキュラムとなり、どのように課題(業務)を達成するかを重視します。
コース例 ※他にも企業様ごとのコースが作成可能です
製造業向け
製造業特有の単語や現場ごとに必要な言葉をカリキュラムに取り込み、研修を行います。
車業界向け
車両の開発日程、車の種類、CASEなど、重要単語を勉強しながら日本語を勉強します。
→トレンドを学びながら、ビジネス日本語能力を鍛える研修例(90分×10回)はこちら
外食業向け
入店から会計までの流れや、”本日のおすすめ”やアレルギーの対応まで、ロールプレイを通して学びます。
物流業界向け
運転、貨物や倉庫に関する言葉や、運行状況や道路状況の報告の仕方など、実践的な内容を学びます。
→物流業界に特化した研修例はこちら
※在留資格の特定技能で、「自動車運送」の追加が見込まれています。Noteの記事ですが、こちらも参照ください。
オリジナルコース
人事や学習者に聞き取りを行い、業務内外で必要となる言葉を調査し研修可能です。
研修内容
希望と需要を確認した上で、最適な内容を選択しコースを作成します。
- 業種や職場ごとに必要な日本語
- ビジネス日本語:「お疲れ様です」「お世話になっております」など、ビジネス特有の言葉を学びます。
- ビジネスマナー:名刺の渡し方や取引先との打ち合わせで座る位置などを学びます。
- 日本のしごと文化:日本特有の時間厳守の環境や、”社内” “社外”での人の呼び方の違いなどを学びます。
- 電話対応:正確に情報を伝えたり、聞くことができるよう練習します。
- 同僚とのコミュニケーション:業務中だけでなく、休憩時間や雑談中のコミュニケーション方法を学びます。
- 自律学習支援:学習ツールの紹介や学習進捗の共有を行い、自律的な学習を促します。
メンター支援
外国人への支援は就労中に必要な日本語教育だけでは十分ではありません。定時後や休みの日の生活が充実して初めて、日本社会での共生ができていると考えられます。多くの在留外国人は社会活動への参加を希望しています。
参加希望している社会活動例 (“令和4年度 在留外国人に対する基礎調査”より希望の多い順に記載)
- ボランティア活動
- 町内会加入
- 行政機関の活動協力
- PTA活動
- 消防団加入
ことのばでは、月に1度~4度程度で定期的にメンター支援も行っています。面談は“やさしい日本語”で実施します。日本語で伝えることが難しい内容や、普段は聞きづらい仕事外の生活まで支援も行います。
日本社会で共生、企業定着をめざし、日本語だけに留まらない研修を行います。