来年4月、多くの留学生が大きな夢を抱いて日本の大学へと羽ばたきます。私が非常勤講師を務める大学の日本語別科では、進学後に「専門科目の講義についていけない」という壁をなくすため、新たに「数学・理数系日本語クラス」を開講することとなりました。

なぜ、留学生に「数学の日本語」が必要なのか?
「計算は得意でも、日本語の文章題になると解けない」 これは、多くの留学生が直面する課題です。
- 「小数・分数」「関数・方程式」「確率」といった用語の理解
- 「〜に反比例して」「〜を仮定すると」といった論理的な言い回し
- グラフや図面から情報を正確に読み取る力
これらは大学での学問だけでなく、将来、製造・物流・建設といった日本の技術現場で活躍するためには欠かせない「共通言語」です。
講師紹介:理系大学院出身の強みを活かした指導
私は大学・大学院で物理学を専攻していた理系出身の日本語講師です。日本語教師の世界で、理系出身の講師は非常に希な存在です。
単に日本語の単語を教えるだけではありません。 「なぜその公式が必要なのか」「この概念は実社会のどこに使われているのか」という背景まで、理系特有のロジックを持って指導します。
講師メッセージ: 「物理学を専門的に学んできた経験から、数式は世界共通の言語であることを実感しています。しかし、日本で働く・学ぶためには、その数式を日本語で正しく解釈し、説明する力が必要です。学生たちが理系の専門知識を最大限に発揮できるよう、精一杯サポートします。」
企業の人事・受け入れ担当者様へ
”ことのば”では、単なる日常会話の習得にとどまらず、その先にある「現場で即戦力となる論理的思考力」を備えた人材育成に力を入れています。
- 技術用語が通じる外国人材を育成したい
- 現場の安全管理や図面理解に必要な基礎学力を担保したい
このようなご要望をお持ちの企業様、団体間がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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