自動車業界向け 日本語研修 ~トレンドを学びながら、ビジネス日本語能力を鍛える~

人手不足が日本社会で問題となっていますが、日本の産業を支える車業界も例外ではありません
このページでは、”ことのば”で提供している車業界や車載部品業界など、車に関わる業界に向けた日本語研修のコース例を紹介します。

“ことのば”の自動車業界/車載部品業界向け 日本語研修の特徴

Point1 “Can-doチェック”を取り入れる:課題遂行能力を強化

“ことのば”の研修では文法学習は基本的には行いません。細かい文法の正確性よりも、与えられた課題(業務)に対してどのように対応するか、”できるようになる(Can do)”かを重視した内容になります。

Can doとは文化庁の日本語教育でも示されている指導方法の一つです。詳しくはこちらを参照ください。

Can do例:文化庁HP 抜粋(https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kokugo/nihongo/nihongo_116/pdf/93793601_03.pdf)

Point2 毎回のグループワーク:スピーキング力、リスニング力を強化

座学は最小限にし、毎回のレッスンにグループワークを組み込み、スピーキング力とリスニング力を強化します。積極的に意見を発信する癖をつけ、業務中に発言できる力を養います。

Point3 ライティング・プレゼンテーション:メールの書き方、プレゼン能力を強化

ビジネスにおいては、メール作成やプレゼンテーションの能力も必須です。各企業の実情に即した内容のライティングやプレゼンテーションの練習を、研修に組み込みます。

Point4 日本人社員との交流会:社内の孤立を防ぎ、社内交流を活性化

会社に定着するためには、業務だけのサポートでは不十分な場合があります。公私ともに充実した生活を送れるよう、日本人社員との交流会を設けます。業務に関わる交流に加え、サークルや地域の活動などを紹介し、公私ともに充実した生活を送れるよう、サポートします。

コース例

90分間×10回の研修の、モデルコースとなります。
Lesson1~3までは、ビジネス日本語やビジネスマナー研修となります。Lesson4以降は人事部門と相談して、各企業の状況に応じて、研修内容をカスタマイズすることが可能です。
また、研修の回数や各回の時間、頻度もご要望に応じて柔軟に対応します。

研修前の確認事項

1. 目標の決定

人事部門と目標を決めます。Can doの考え方に基づき、”何ができるようになることが目標か”を定め、その目標から研修内容を作成します。また、評価方法も目標に合わせて決定します。

2. 学習者・学習環境の調査

学習者の人数、国籍、日本語レベル、業務内容、所属部署の人員構成、日本語の使用環境など、詳細に調査を行います。学習者の状況に合ったテキストや研修内容を選定します。

【例】車業界 日本語研修 コース (90分間×10回コース)

LessonテーマCan-do
チェック
グループ
ワーク
ライティングプレゼン内容
1オリエンテーション    研修の概要と目標の共有
1ビジネス日本語  仕事中の挨拶や雑談。時間の文化や社外の人との話し方など
2ビジネスマナー  名刺の受け渡しや上司・顧客との席次の決め方
2ホウレンソウとは 報告、連絡、相談とは。取り込み中の話しかけ方や上司不在時のメールの書き方など
3社内交流  日本人社員との交流や自国の文化紹介など
3“やさしい日本語”研修に参加   日本人社員向けの”やさしい日本語”研修に参加して意見交換
4世界のカーメーカー メーカーごとの強みや特徴を調査してプレゼン
4車の種類 (SUV セダン他)  乗っていた車や好きな車種について話す
5工場のことば  ライン、納期、検収、不良品など工場で使われる言葉や生産方法を学ぶ
5車ができるまで  プレス、溶接、塗装、組み立て、検査の流れを学ぶ
6主要サプライヤー サプライヤピラミッド(TierN)の理解
6前半のまとめ  研修前半の復習と自己評価
7車の構成部品 ハンドル、ECU、シャフトなど仕組みを学び、メール形式で報告
7開発日程  サプライヤ、顧客、社内での日程調整のやり方
8認証試験 衝突試験、ブレーキ試験など
8JNCAPとは 概要を調べて発表
9CASEとは1 実用化の例と今後の見通し
9CASEとは2 実用化の例と今後の見通し
10エネルギーの形  個体電池、水素、ガソリンの種類など、今と次世代のエネルギーについて
10未来のくるまって? 自由に想像して発表する
10まとめ  全10回の研修の振り返りと評価。これからの目標を宣言。
90分間×10回のコース例。要望をヒアリングし、企業ごとにカスタマイズ可能です。

さいごに

いかがでしたでしょうか。車業界向けの日本語研修のモデルコースを紹介しました。
業界ごとに必要になる研修項目は変わってきます。”ことのば”では、様々な業種ごとにオリジナルの研修を提供します。

“ことのば”の研修制度

“ことのば”では法人・企業向けに特化した研修を提供しています。費用や研修内容についても、各企業の予算や要望に合わせて、柔軟に対応することが可能です。
まずはお気軽に、お問い合わせください。

対応可能な業種:製造業、外食業、介護業、IT業、他(企業様ごとにヒアリングを実施し、オリジナル研修を実施します)

日本語研修異文化理解研修外国人に伝わる日本語研修LGBTQ+研修等提供しています。